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前におこなわれるお祓い

解体工事の前におこなわれるお祓い

建築現場においては、地鎮祭をはじめとして、工事の節目節目に神仏関連の儀式などが行われることが一般的です。解体工事の場合にも、工事開始前にお祓いを行う事が多くあります。
解体工事を進めて行くあいだには、不慮の事故や何らかのトラブルが発生したりすることもあります。重機などの使用が必要な大掛かりな作業も多いため、負傷者が出たりしないように、お祓いを行って神様に祈りを捧げるのです。また、解体工事の場合は一定の長い期間使用された建物を取り壊すわけですから、長い期間使われて老朽化した建物自体への敬意を表しておく、という意味合いもあります。いずれにしても、それほど仰々しい儀式ではなく、あくまでも節目に行われる手続きの一環と考えて差し支えありません。

なお、建物の他、解体工事をおこなう敷地内に神棚、井戸などがある場合は、神主さんなどに別途「魂抜き」や「お祓い」といった儀式を執り行ってもらうのが通例です。大きい神棚の場合は神主さんに現場へいらしてもらって、お祓いと引き取りをお願いします。小さい神棚の場合は、白いきれいな布で包み、神社に持っていけば引き取ってお炊き上げなどをしてもらえます。こういった際の費用は、明記してくれている神社もありますが、一般的には決まった金額がありません。あくまで目安ではありますが、現場まで来ていただいたときには4~5万円前後、小さい物を神社へ持ち込んでお炊き上げをお願いするお願いするときには1万円~3万円程度を包むのが一般的な相場です。これらのお礼金については、「御礼」や「寸志」と書いた上で渡します。

仏壇については、お坊さんにきていただいて魂抜きをしてもらいます。その後は、神棚と同様にお炊き上げをお願いします。こちらの費用も決まったものがある訳ではありませんが、神社や神主さんと同様に考えれば大丈夫です。
また、解体工事を行う敷地内に生えている樹木を伐採する時にもお祓いをすることがあります。特に樹齢の高いものや、大樹の場合には、できるだけ移植というか形をとることがよいのですが、やむを得ず伐採ということになった場合は、神主さんへお願いして行う事が多いようです。これは、長い時間を経てきた樹木には、生命が宿ることがあるという神道の考え方に基づくもので、建物と同様、今まで無事に生活できたことや、これからの安寧な生活に対して、お礼をあらわすという意味あいで執り行われるものです。