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有害物対策について

2016-05-27

解体工事における有害物対策について

解体工事を行う時、最初に行う事は解体を行う建築物の構造調査や建築物で使われている物質に有害なものが無いかどうかを確認する事です。
構造調査は、解体工事を進める中でどのような手順で解体を行えば良いのかと言う解体工事における設計図を作成するための調査なのですが、建築物に使われている有害物質の調査というのは、有害物対策として必要不可欠な部分でもあるのです。

解体工事を行う建築物などには、様々な物質が含まれていますが、有害物質も使用されている事も有ります。
例えば、アスベストと呼ばれるものは有害物質の代表例でもあり、肺がん、中皮腫など発症する発がん性物質であることからも、法律では禁じられている一つでもあるのです。
解体工事を行う建築物に、アスベストが使用されているかどうかを事前に確認し、使用されている場合は事前に有害物対策を講じる必要が在るのです。

因みに、アスベストは石綿とも呼ばれているもので、天然にできた鉱物繊維になります。

アスベストは、極めて細い繊維が特徴で、熱や摩擦、酸やアルカリなどに対して強いと言う性質が有ります。
また、耐久性が優れており、丈夫で変化し難いなどの性質が在る事からも、吹き付け材や断熱材、スレート材などの建材で利用されてきたのです。

有害物質を事前に処理せずに解体工事を行う事とで、アスベストは空気中に飛び散ることになります。
これを人間が吸い込む事で、身体の中に入り込み、発がん性物質に変換され、ガンになると言われているのです。

このことからも、解体工事を行う前の事前調査では有害物質対策としての調査が必要になるのです。
因みに、解体工事には建設リサイクル法による工事が義務付けられていますが、アスベストなどの場合は大気汚染防止法と呼ばれる法律があります。

大気汚染防止法は昭和43年に制定された法律で、大気汚染による国民の健康被害を未然に防止するための法律であり、解体工事などでの有害物質もこれに該当するのです。
そのため、工事を行う前に行われる事前調査を行う事は、大気汚染防止法に準拠した形になるのです。

更に、解体工事では粉塵による防止策を講じる事も必要です。
建物を取り壊す中で、粉塵が飛び散ることになります。
特に、築年数が経過している家屋等の場合や、長い期間、誰も住んでいなかった家屋を取り壊すことで粉塵が飛び散りやすくなります。
そのため、粉塵が飛び散るのを防止する目的で、養生を使う事や工事を行う中で水をまくといった防止策が必要になるのです。