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こだわりたい和モダン。

横浜の一戸建てだから拘りたい和モダン。


日本建築は過去に、技術やスタイルにおいて大きな変革期を幾度か乗り越え、現在に至ったと認識しております。近年にあって、私達の記憶に新しいのは、明治から大正期にわたり変革した時期と、昭和期だと考えます。

明治から大正期に行われた変革は、欧米の文化レンガやガラス、アイアン等建築資材と技術を取り入れ、江戸時代より継承されてきた日本の職人技術と、文化が見事に融合し、開花した「大正ロマン」といわれている建築様式だと思うのです。

このような時代背景の舞台となった横浜で、一戸建て和モダンを考えるとき、近代日本建築の礎と定義しても過言でない「大正ロマン」に学ぶ事が求められる事でしょう。

そこで、横浜で一戸建て和モダンを計画する時、先人の知恵をたくみに拝借する術を以って望むことが、横浜の一戸建て「和モダン」をより充実させる大きな要素となる、と確信するのです。

ここでは、和モダンの定義を「日本古来の伝統文化を集積した一戸建て住宅」と、設定したい考えです。つまり、欧米の文化、資材、技術等は採用するのですが、ステンドガラスやレンガ等、欧米の建築資材、素材は採用しないとの考えです。このような制約を設定すると、資材や素材の範囲が狭まるので「宜しくない」との意見もあるだろう、と認識しておりますが、あえて挑戦する処に今回の一戸建て計画への拘りが生きる、との考えです。

そこで、拘りについて触れたいと思います。和室に欠かせないのが障子です。障子のスタイルと障子紙の関係については、様々な「和モダン」を提案できる要素が満載だ、と思います。現状にあって、変化に乏しい障子ですが、例えば、京友禅の和紙を障子紙とするアイデアはいかがでしょうか、さらに、障子の骨組みをデザインする事で、欧米のステンドガラスに優ろうとも劣らない新感覚の障子が完成すると確信するのです。

しかも、全ての素材が日本文化に裏打ちされている、拘りが生きるのですから、例え苦労しても挑戦するに値するアイデアだと思うのです。

日本文化は、日本家屋の設えにより発展したのですが、日本の場合は文化と躾が「同類として混在」している事で、独自性が強いのではと考えるのですが、そのような日本文化の土壌とと、頑固な職人気質により、すばらしい素材が沢山埋もれているようにも思えるので、素材を組み合わせる事で、新しい感覚の建築素材を生み出すことが、これからの「和」に求められるのでは、と思うのです。